例えば、「凸凹商事株式会社」のURLが、http://home.dekoboko-shoji.co.jp だったとします。最後の
.jpの部分をトップレベルドメイン(TLD)といい、国・地域別に割り振られています。その前のcoはセカンドレベルドメインといい、トップレベルドメインをさらに区分分けするために使われます。頭のhomeはサーバー名(ホスト名)です。または「サブドメイン」ということもあり、1つのドメインをさらにいくつかのグループに分けて使いたいときなどに使われます。WEB(ワールドワイドウェブ=WWW)のURLでは、wwwというサブドメイン(ホスト名)が一般的に使われていますが、これはただの慣例で、wwwにしなければいけないということではありません。ホスト名なしのURL(http://abc.com)にすることもできます。
トップレベルドメインの中でも、.com/.net/.org の3つは、国に関係なく使われている最も古いドメインです。
.comは
commercialの略で、本来は商用サイトを示す世界共通ドメインですが、個人でも取得できます。「ドットコム」という呼び方は、日本でもすっかり定着しました。
同様に.netも、最近ではサッカーの中田英寿選手が nakata.net を使ってPR活動をしていることなどもあり、有名です。本来は
network の略ですが、商用サイトや個人でもよく使っています。
.orgは
organizationの略で、主に非営利組織によく使われます。この3つは国別ドメインではないので、Generic Top-Level Domains(grTLD)と呼ばれています。
.COM/.NET/.ORGドメインの資源が枯渇してきたため、grTLD(ジェネリックトップレベルドメイン=国に関係なく使えるトップレベルドメイン)を統括する
ICANNでは、後から .NAME .PRO .MUSEUM .AERO .COOP .INFO .BIZ という7つのドメインを追加し、今では .xyz や.red .click .love などなど、実に多彩・多様なTLDが誕生しています。
これに対して、国・地域別トップレベルドメインは ccTLD(Country Code Top Level Domain)といいます。
Enetでは、世界に開放されている国・地域別トップレベルドメインだけでなく、2014年以降、続々と登場した新汎用ドメインも扱っています。
こちらに詳細情報があります。
ドメインは取得した人だけのもので、早い者勝ちです。例えば、「鈴木みどり」さんがmidori.comやmidori.netを取りたくても、とっくに取られていますから、もう無理です。他の「みどり物産」「緑クリニック」「みどりの会」など、「midori」というドメインを取得したい企業も、もう取れません。
大手企業が、自社名のドメインを他人に取得されてしまったために、数百万円から数千万円の金を払って買い取った例はたくさんあります。それだけ、ドメインというものは重要なのです。
最近になり、日本でもドメインの重要性がようやく知られるようになりました。2000年を境に、日本名のドメイン取得ラッシュが始まり、どんどん日本名のドメインが取られていっています。
しかし、2010年あたりからは検索機能がどんどん発展していったため、ドメイン名を使ってアクセスするよりも検索ワードを入れたほうが早いと考える人が増えてきたのも事実ですし、実際にWEB運用では「ドメインよりも検索対策」という流れが主流になりました。
回線の種類とドメインは何の関係もありません。インターネットに接続できさえすれば、世界中どんなプロバイダ経由でも、どんな回線を使っても、ドメインは共通して使えます。
イーネットがドメイン取得・管理代行という業務を開始した1999年当時は、日本で.COM/.NET/.ORGドメインを一般に販売している一次レジストラは一社しかなく、価格は7000円+税/年でした。その当時、イーネットが海外のレジストラを通じて安くドメインを購入して再販していましたので、その半額に近い価格でしたが、その後、日本国内でも価格破壊が起き、今ではドメインやレンタルサーバーの価格は他の先進国並みに下がりました。価格の面ではイーネットの役割は終わったと考えており、現在は新規取得についてはSTドメイン以外はやっておりません。
その後、一気に新しいドメイン名が出てきましたが、これらは権利を買い取った一次レジストラが自由に価格を設定できますので、安いものは数ドル、高いものは数百ドルと、価格が大きくばらけています。
.COM/.NET/.ORGドメインがNetwork Solutions Inc.の1社独占から解き放たれ、世界中の一次レジストラに開放された当時、一次レジストラへの「卸値」は約6ドルと言われていました。当初から世界には15ドル/年以下で登録する業者が複数存在しましたが、日本ではその後も長い間、なんのホスティングサービスも付加されない「素の状態のドメイン」登録だけで7000円/年+税という高値が続いていました。
ドメインの価格設定はそのドメインの幹事レジストラと、そこから「卸値」でドメインを売る一次レジストラに委ねられています。
.COM/.NET/.ORGなどは一次レジストラがどんどん値上げをしていて、現在もじわじわと価格が釣り上がっています。
ドメインやレンタルサーバーの価格が大幅に下がった現在では、メリットはありません。従って、
現在はSTドメイン以外のドメインの新規取得代行は行っておりません。大手業者さんで取得されることをお勧めいたします。
stドメインに関しては、日本語での登録などがまだ未整備な部分もあるかと思いますので、stドメイン再販業者として日本で最初にパートナー契約を交わしたということもあり、まだ継続しております。
ドメインの取得だけをイーネットでして、レンタルサーバーは他社のものでもいいのですか?
もちろんかまいません。イーネットはドメインを人質に取るような営業はしていません。最初から組み込むサーバーが分かっている場合は、振込通知の際にサーバーのDNS情報、IPアドレスを記述してくだされば、初期のDNS設定もこちらで行います。
その後のメンテナンスやサーバー内での設定は、通常は、レンタルサーバー業者が行ってくれます。
かつては、イーネットでもレンタルサーバー契約をご提供していましたが、現在は終了しています。それ以前からのお客様に対してのみ対応を続けております。
ドメインは私のものになるんですよね?
もちろんです。イーネットはお客様のドメイン登録を「代行」し、管理をするだけですから、所有権はあくまでもお客様のものです。所有者(Registrant)情報はお客様の情報で登録いたしますし、解約や他のレジストラへの移転も自由です。ただし、管理を代行いたしますので、管理者(Admin)情報にはイーネットの情報を入れています。また所有者情報のメールアドレスも、直接イーネットに届くように設定しています。これは、所有者情報のアドレス宛に迷惑メールやウイルスが殺到するのを避けるためと、移転作業などの際にレジストラと確実に手続きが取れるようにするためです。
ドメイン名を変更できますか?
一旦取得されたドメインは、いかなる理由があろうとも変更できません(全世界共通のルールです)。お申し込みフォームや送金通知最終確認情報に間違ったドメイン名を記入された場合、取得後は変更できません。取得時にレジストラにオンラインで料金を支払っていますので、返金もできません。新たに取り直しとなります。これは世界中、あらゆるレジストラ、再販業者においても同じです。したがって、ご依頼の際はドメイン名のご記入間違いのないよう、くれぐれもご注意願います。
ごく稀に「クーリングオフ期間がないのですか?」という質問を受けますが、特定のドメインは世界で唯一無二のものであり、同じ名称の代替物がない特殊な商品です。他の「物」とは性格を異にしている商品であることをご理解ください。スペルミスなどには特にご注意ください。
イーネットでは、間違いがないよう、取得依頼と振込通知という2つのメールにより登録を進めます。取得依頼と振込通知の内容が違っている場合、後から来た振込通知の内容が優先されます。ただし、振込通知がなかなか届かない場合、ドメイン名によっては他社に取られてしまう恐れがあるため、取得依頼の記入内容に沿って登録することがあります。
代理でドメインを取得申請できますか?
イーネットではかつて多くのIT業者様、WEB制作業者様から、その業者様のお客様用にドメイン取得を依頼されてきましたが、他社の規約ではできないところもあるかと思います。
お申し込みフォームのEメール欄には代理申込人のメールアドレスを記入してください。連絡はすべてここに行きます。また、更新案内なども、代理人に通知されます。
ただし、代理業務や再販をされる場合、実際の所有者であるクライアント様に対しては、最後まで責任のある対応をしてください。イーネットで現在管理しているドメインに関しても、万一、契約途中で代行者が連絡不能になったり、最終クライアント様からの依頼にきちんと対応できていないことが明白な場合、ドメインの所有者(最終クライアント)からの直接の変更要求に応じることもあります。
ドメインを転売できますか?
基本的には可能です。ただし、
「サイバースクワッティング」と呼ばれる、ドメインを高額で売りつける行為を最初から目的とした取得はお断りしております。取得の代行や転売(所有者移転)は可能です。
企業名が変わったとか合併で運用する企業が変わったという場合は所有者情報の変更のみで済みます(無料)が、転売譲渡に関しましては手数料をいただいております。
⇒こちらをご参照ください。
振込手続きをしている間にドメインが他の人に取られることもありますよね?
はい、ありえます。
ドメインは登録費用を支払わないと取得できませんので、万が一、送金手続き中に第一希望のドメインが取られてしまった場合は、返金、あるいは別のドメインへの変更となります。そうならないよう、お振り込みは極力迅速にお願いいたします。取得依頼から金融機関の3営業日以上過ぎてもご入金通知が届かない場合、ドメイン確保の責任が取れません。
お申し込み後3日以内に、万一、ご希望のドメイン名が取得作業中に他者によって登録され、取得不能になり、他に代替のドメインをご希望されない場合は、ただちにご入金金額を返金いたします。
更新手続きはどうすればいいですか?
更新期日の2か月前をめどにご案内メールをお送りしますので、有効期限の1か月前までに更新分の登録料を振り込んで手続きをしてください。
メール以外でのお知らせはいたしませんので、管理者メールアドレスは必ずメールが受信可能な状態に保持してください。
期限までにお振り込みがないと、ドメインはサスペンド期間に入り、その後、自動的に失効します。なお、国際経済情勢の激変などにより、ドメインの元値が変わることもあります。さらには為替レートの変動もありますので、将来にわたって現在の価格を保証するものではありません(これは他のどの登録業者でも同じことです)。
なお、登録期間の合計が10年間を超えなければ、いつでも追加更新ができます。更新は
こちらからいつでも行えます。すでにお支払いいただいた期間内は、その料金が保証されますので、一次レジストラが値上げをしても、登録有効期間内に追加費用が請求されるようなことはありません。
契約を解除する場合、料金などはかかりますか?
お客様から事前にご連絡があり、ご意向が確認できれば、イーネットでは無条件に移転手続きに同意し、その手続きを妨げることはしません。ただし、未精算金がある場合は、その支払いをしていただくことが条件になります。
こちらのフォームから解約及びレジストラの移転をする旨をメールで通知し、その後、
移転先レジストラ側で移転手続きを取ってください。
同一レジストラ内での管理権移転手続きには、すでにそのレジストラ内でお客様、あるいはお客様が委託されるドメイン再販業者が固有のIDをお持ちの場合にのみ応じています。
また、次回更新期限が迫っているドメインは、手続き途中で失効となるケースがあります。
解約・移転申請される場合は、必ず更新期限前30日以上の余裕を持ってください。
更新されないまま期限を迎え、一旦
サスペンドになってしまったドメインは移転できません。この場合、現状のコース更新料金の他、サスペンド解除手続き費用3000円+税がかかります。また、
サスペンド解除後も60日以内は、移転ができません。十分にご注意ください。
なお、ドメインを使わなくなったので契約をやめたい(単純な契約解除=ドメイン保有の放棄)という場合は、更新手続きをしないことにより、自動的に解除され、そのままドメインの所有権は消滅し、再び自由市場に開放されます。その場合、更新のご案内通知に「更新せず」とご返事いただくだけで結構です。
自分の名前や商標そのもののドメイン名を取りたいのですが
ドメインは早い者勝ちですので、.COM/.NET/.ORGなど、歴史の古いドメインは日本語名であってもほとんど取られてしまっています。この場合、.COや.BEなど、世界中に開放されている国別ドメインや、2014年から一気に数十種類登場した新しい汎用ドメイン(.CLICK、.XYZ、.LOVE などなど)を探すと見つかる場合があります。
watanabe tanaka takahashi といった日本人に多い名前も、新しいドメインではまだ空いていることがありますので、他社でチェックしてみてください。
.JPドメインは扱わないのですか?
JPドメインを含め、現在はSTドメイン以外の新規取得代行はしておりません。
ちなみに、JPドメインは運営方針が変わり、2002年4月から、突然それまでのxx.JPドメイン(co.jp ne.jp ad.jp などなど)の管理も、JPNICからJPRSに移管されました。
領収書・請求書は発行されますか?
基本的に発行していません。恐らく世界中のどんなレジストラでも、ドメインの登録に際して紙の請求書・領収書を発行しているところはほとんどないと思います。ドメインの取得は時間の勝負ですので、請求書などを発行していては他に取得されてしまう危険性が増しますし、人件費などの経費も倍増し、価格に大きく跳ね返ってしまいます。すべての振込控えは公共領収書として認定されますので、控えをもって領収書としてください。ご理解をお願いいたします。
会社のシステム上、どうしても請求書、領収書が必要という場合は、メールにてご連絡ください。PDFファイルの添付送信などで対応いたします。
クレジットカードでの支払いは可能ですか?
申しわけありませんが、イーネットではクレジットカード支払いには対応しておりません。銀行振込か郵便振替でお願いいたします。恐縮ですが、振込手数料等はお客様側でご負担ください。
メール転送・URL転送サービスについて
メール転送、URL転送って何?
ドメインを組み込むためのレンタルサーバーは費用がかかります。プロバイダが提供しているメールボックスやホームページエリアの多くは無料サービスですから、多くのユーザーはこれを利用しているはずです。この、プロバイダが提供する無料のメールアドレスやホームページサービスにドメインで接続できれば、新たにレンタルサーバーを借りなくても済むはずですが、多くのプロバイダでは、ユーザー別にドメインをサーバーに組み込むサービスには対応していませんし、していても有料です。
そこで、プロバイダが提供しているメールサーバーやホームページのサーバーに直接ドメインを組み込まなくてもドメインを活用できるよう、中継サーバーを使ってドメイン情報を別のWEBサーバーに「転送」するサービスが考え出され、世界中で広く利用されています。
このページをご覧のあなたは、すでに1つ以上の電子メールアドレスをお持ちでしょう。例えばODNなら、midori-y@xxxx.odn.ne.jp などというアドレスをプロバイダーから与えられ、お使いのことと思います。このアドレス宛に、「○○@あなたのドメイン」というメールアドレスでメールが届くようにすることが、「Eメール転送」です。例えば、山高(やまだか)翠さんがyamadaka.comというドメインを取得されれば、midori@yamadaka.com や m@yamadaka.com というメールアドレスで今お使いのメールボックスにメールが届きます。つまり、あなたのメールボックスに、ドメイン名でのメールアドレスが加わった形になります。スタンダードコースではこうしたメールアドレスが100個まで設定できます(無料)。
ただし、昨今のspam(迷惑メール)の急増により、メール転送システムは全体的に信頼性が落ちています。商用の利用などでは、「転送」ではなく、あくまでも独立したPOPメールボックスを設置することを強くお勧めいたします。
URL転送というのは、あなたがすでにホームページをお持ちの場合、そのTOPページなど、指定のページにhttp://www.あなたのドメイン というURLで接続できるようにすることです。例えば、山高産業さんのホームページのTOPページURLが、https://homepage2.hogehoge.ne.jp/~yamadakasangyo/top.html だとすると、そのページに、https://yamadaka.co/ といった独自ドメイン名だけのすっきりしたURLで接続できるようになります。これも、サブドメイン(https://www.sample.co のwwwの部分)を複数設定することにより可能です(無料)。
ただし、携帯電話端末はURL転送に対する対応状況が機種によりまちまちです。現状ではフレームに対応している端末はほとんどないため、フレーム式URL転送機能は使えないと思ったほうがよいです。リダイレクト転送に対応している機種は増えていますが、機種によってはリダイレクトされるときに《サイトが移動しました》というようなメッセージが挟まれることもあるようです。
メールの最後やURL転送フレームに広告が勝手に入ったりすることはないですよね?
ありません。
ただし、メールやURLの無料転送サービスは、海外の一次登録業者が提供しているサービスをそのまま取り次いでおり、その仕様については予告なく変更されます。現在は広告なしで転送されていますが、将来に渡って不変であるとお約束するものではありません。ご了承ください。
また、レジストラや代行ホスティング会社の転送サービスそのものがなんらかの事故や人為的ミスで機能しなくなっても、イーネットでは、ホスティング会社やレジストラに復旧問い合わせをする以上の責は負えません。(インターネットは、世界中、多数の企業の複合資産です。一企業がすべての環境を保持できるわけではないので、こうした免責事項は、どんな企業のサービスでも同じです)
転送メールを使う上で、メールソフトの設定上の注意点、制限事項などはありますか?
旧スタンダードコースの無料メール転送サービスでは、現在転送メールの上限が1通あたり10MB、1日の転送数500通に制限されています。そもそも、MB単位のサイズのメールは相手が承知している場合を除きマナー違反です。「転送」することはお勧めしません。巨大なファイルを送る必要がある場合は、宅ファイル便などのファイル転送サービスのご利用などをお勧めいたします。
ベーシックコースでは現在のところ表だった制限はありませんが、無効な設定は自動的に解除されますし、spam行為が発覚したときなども同様に通告なしで転送が解除されます。
Gmailとの併用も、Gmailが送信サービスを有料化したため、メリットがあまりなくなってしまいました。
なお、イーネットでは個々のメールソフトの使い方についてはサポートいたしません。
メールソフトについての解説は
こちらをご参照ください。
送信メールのメールアドレス(FROM:xxx@xxx.yyy.ne.jpなど)を、取得したドメインのアドレス(FROM:xxx@yyy.comなど)にできますか?
ご利用のプロバイダなどの送信サーバーを使う場合、メールソフトのアカウント設定で、送信者アドレス(From: に表示されるアドレス)を取得したドメイン名のアドレスに書き換えることでできることもありますが、それを拒否するサーバーも増えています。
トラブルを少なくしてドメイン名で送受信するためにはPOP3オプションが必要です。
⇒こちらをご参照ください。
同じメールアカウントで、同時に複数のメールアドレスへの転送はできますか?
可能です。
メールを「転送」ではなく、独立したPOP3メールボックスで直接受信したい
完全に自前のサーバーにメールボックスを設置したい場合は他社のレンタルサーバーサービス、または
POP3オプションをご検討ください。
URL転送した場合、ブラウザのURL表示欄にはドメインが表示されるんでしょうか?
URL転送には大きく分けて2タイプあります。
1つは「リダイレクト転送」で、単純にURL情報を転送します。長所はブラウザ操作がまったく自然であること。短所は実際のURL(ドメイン名ではない)がブラウザに表示されてしまうことですが、スマホ時代になった今、これはあまり短所ではなくなったかもしれません。
もう1つは、「フレーム型転送」です。これは、全画面フレームを使ったindex.htmlを中継サーバーに設置し、実際にホームページがあるサーバーからファイルをそこに読み込み、あたかもその場所(ドメインが組み込まれている中継サーバー)に、転送先のページがあるように見せかけるものです。
しかし、この方式は昨今、フィッシング詐欺に利用されることが増えたため、ブラウザやセキュリティソフトなどによってはフレーム転送を表示しないものが出てきましたので、お勧めできません。
また、フレーム転送では、ブラウザのURL欄にはドメイン名が表示されますが、通常のフレームページと同様、そのページの通常リンクタグから他ページにジャンプしてもURL欄の表示は変わりません。これは、複数のサーバーにあるファイルを一か所にあるように表示させたい場合などは好都合ですが、まったく別のサイトへジャンプしたときなどは不都合も出てきます。
そこで、target=_blank や target=_top などの記述を加えて、ジャンプ先では元フレームを解除したり、新しいウィンドウを開くなどします。これはドメインとは関係なく、単純にHTMLの書き方の問題(HTMLの知識・技術により解決できる問題)です。最近は、統合型ホームページ作成ソフトの利用者が増えて、プロの業者にさえHTMLソースを確認しない人がいますが、そのレベルでは、きちんとしたサイト運営は無理です。
フレーム型URL転送についてのご質問の中には、ドメインとは直接関係のない、単なるHTMLの知識に関するものが数多く見うけられます。URL転送で運営するにせよ、サーバーに直接ドメインを組み込むにせよ、まずはきちんとHTMLの知識を持ってページ設計をすることが重要です。
http://sample.co/XXX/ という指定はできますか?
フレーム型転送ではできません。リダイレクト転送ではブラウザ環境によっては機能しますが、機能しないこともあります。
また、サブドメイン名による個別のURL転送設定が可能です。サブドメインとは、http://www.sample.co/ であれば、wwwの部分(ドメイン名の前につく名前)のことで、ホスト名、サードレベルドメインとも呼びます。
例:
http://www.sample.co/ → 転送先URL1へ接続
http://www2.sample.co/ → 転送先URL2へ接続
http://123.sample.co/ → 転送先URL3へ接続
……以下同様に、自分のドメイン名の前に英数文字でサブドメインを設定して別々のURL転送ができます。
転送先URLが単独ドメイン名で単独IPを使ったものである場合、レンタルDNS機能を使い、ZONEにCNAME(別名)設定をすることで、転送先ドメイン名の別名として機能します。
例:
xxx.com というドメインが単独IPで運用されている場合、後から取得したyyy.com を、CNAMEで、
yyy.com CNAME xxx.com.
www.yyy.com CNAME www.xxx.com.
と指定すると、
http://xxx.com/abc/ は http://yyy.com/abc/ と同じ結果になります。
しかし、これはxxx.comが単独IPで運用されている場合のみ有効です。多くのレンタルサーバーでは、同一IPで複数のドメイン名を運用している「バーチャルサーバー」ですので、CNAME設定はできません(そのバーチャルサーバーが格納されているルートサーバーのTOPページが表示されてしまいます)。
一般に、ブラウザのURL欄にドメインを表示させ、かつ、そこからリンクページへジャンプしたときに、ディレクトリやページ名を正確に表示する(http://xxx.com/yyy/zzz.html)ためには、ホームページを置いてあるサーバーにドメインを直接組み込まなければなりません。これを一般に「レンタルサーバー」と呼びます。
URL転送を使う上での制限事項や注意点はありますか?
URL転送では、従来、フレーム型とリダイレクト型が選べましたが、現在ではフレーム型URL転送はフィッシング詐欺などに悪用されることがあるという理由で、ブラウザが表示しないなどの処理をするようになりました。従いまして、フレーム型URL転送は設定しないでください。
また、html作成(ホームページの構築)一般について、最低限度の知識と注意事項を
こちらにまとめましたので、ご参照ください。
取得後のメール転送やURL転送の変更はできますか?
WEB上からいつでもユーザー様ご自身の手で変更が可能です(無料)。
その他のコース、従来のオプションサービスなどで、ご自身で変更できない場合の変更依頼は簡単です。こちらの
変更フォームでお申し込みください。スタンダードコース以外のドメインのDNS変更申請などもこちらからお願いします。年間1回以内なら無料で行います。それ以上の変更は、翌年のご請求時に、変更手続き手数料を加算させていただきます。
なお、未清算金が2000円に達した場合は、更新時期の前に精算していただきます。例えば、年間5回を超える変更手続きにつきましては、5回目の変更の前に4回分の変更手数料(520円×4=2080円)を清算していただきます。
他社で取得したドメインにイーネットの転送サービスは使えますか?
できません。他社レンタルサーバーを借りることをお勧めいたします。
ドメイン名のURLを検索エンジンに登録できますか?
最近、検索エンジンについてのご質問を多く受けますが、ほとんどの場合、検索エンジンについて誤解されているようです。
検索エンジン対策はプロの業者にとっても、もっとも難しいテーマの1つです。検索エンジン対策のコンサルタント料だけで成り立っている会社もあります。検索エンジン対策はWEBビジネスの基本であるがゆえに、ノウハウは各企業の極秘事項に属します。簡単なことではないということを、まずは肝に銘じてください。
また、検索エンジンの仕様は刻々と変化していますし、検索サイトそのものの統廃合も進んでいます(最近では、Yahoo!がGoogleとの決別を決断しましたし、Googleは頻繁に検索アルゴリズムを変更し、その結果、検索結果順位が激変しています)。そうした状況の中では、確実なことは何一つ言えません。
WEBページに検索エンジン対策を施すことをSEO(Search Engine Optimization)などと呼ぶようになりましたが、例えば他社サイトですが、
こちらのサイトなどには、詳細な解説がありますので参考にされるとよいでしょう。
とりあえず、ここでは最低限、以下のことをご理解ください。
■検索エンジンの現状
長い間Googleが圧倒的な利用率、独占率を誇っていましたが、Googleのエンジンを使っていたYahoo!、@Nifty、BIGLOBE、Exciteなどのうち、大手のYahoo!がGoogleとの決別を決めました。MSNも独自の検索エンジンを開発しています。
逆に、infoseek、gooはGoogleの検索エンジンを取り入れ、これでGoogleグループはさらに拡大しました。
また、Google自身の検索アルゴリズムも頻繁に変更され、その結果、昨日まで検索ヒット率10位以内に入っていたサイトが翌日には500位圏外にはじき出されるなどの大変動が起きています。
共通の傾向としては、アドワーズ広告(検索エンジンに組み込む広告)などとの連動を強め、広告契約していない商用サイトはどんどんヒットしなくなってきています。検索エンジンで上位に拾われたければ広告を申し込め、という方向です。「ネットの検索世界も金次第」になってしまいました。
基本的には、どの検索エンジンも、URLを登録しなければ基本的には拾ってくれません。お客様の中には、何もしなくてもホームページを立ち上げれば翌日から検索エンジンに載ると勘違いされているかたがいらっしゃいますが、間違いです。何もしなければ、基本的にはいつまで経っても検索エンジンには拾ってもらえません。何もしなくても拾ってもらえている場合は、他の登録済みページからリンクされていたり、たまたま検索エンジンがクローリング中に見つけてくれたからです。
検索エンジンへの登録は、各検索サイトから申請してください。Googleへの登録申請は無料ですが、Yahoo!は事実上、50000円(+税)の審査料を支払わないと、多くの場合、登録されなくなっています。特に商用サイトの登録は審査料を支払う方法以外では受け付けていません。
現在、Googleへの登録申請は、最低でも1~3か月しないと反映されません。もちろん、ページのHTMLソースが、検索エンジンに正しく対応していることが必須条件となります。
■Google系エンジンの特徴
一口ではとても説明できませんが、Googleのエンジンは主に<BODY>以下にキーワードがどれだけ多く出てくるかということと、他の人気サイトからどれだけ多くリンクされているかという要素を組み合わせて分析し、ランキングしていると言われています。「人気のあるページからリンクされているページは、やはり人気が高いはずである」というGoogle独自の「ページランク」理論に基づくものです。<HEAD>内のメタネームはあまり見ていないようです。
その際、以下のようなページはまず拾ってもらえませんし、拾ってもらえても上位ランクは難しいでしょう。
- <HEAD>に余計なメタネームやJava Scriptの記述が多数入っている。
- 画像だけでテキスト情報がほとんどない。特に、タイトルなどを画像にした場合、代替文字の設定がされていない。
- TOPページがフレームになっていて、body要素がほとんどない。Googleエンジンではbody要素を重視するため、致命的。
- 他のサイトからまったくリンクされていない。Googleでは人気サイトからリンクされているサイトのポイントを高く評価するため、孤立したサイトはほとんど自動登録されることはないですし、または、登録されても上位に進出するのはまず極めて困難です。
- <HEAD>にREFRESHタグがあり、単に他のページにジャンプさせているだけのページ。登録そのものが拒否される検索エンジンもあります。
他にも様々な要素がありますが、詳細はとても説明しきれません。このテーマだけで分厚い本が1冊書けます。検索エンジン対策(SEO)だけで商売をしている企業もあります。学ぶには大変な時間と労力を要しますし、検索エンジンの仕様は刻々と変わっていますので、最新情報は誰にも分かりません。余裕のある方は、それこそGoogleなどで「検索エンジン対策」などのキーワードで検索して研究してみてください。
URL転送をリダイレクト転送にしている場合、ドメイン名のURLを検索エンジンに登録しようとしてもほとんど無視されます。
スタンダードコースのURL転送は、キーワード指定は可能なものの、現在は欧文文字(ASCII文字)のみの対応ですので、日本語を指定する場合は「Unicode数値文字参照方式」という方法を使います。指定できる日本語の文字数に上限があります。キーワードがタイトルとピッタリ一致した場合は、検索エンジン上位ヒットも可能性としてはあります。
keyword指定に関しては、現在の主力であるGoogleでは、<HEAD>内のメタネーム指定を重視しないといわれており、ほとんど効果が期待できません。
なお、以上のことはすべて「キーワード検索」についてのことであり、Yahoo! Japanなどがやっている「ジャンル別検索(ディレクトリ検索)」はまったく別のものです。Yahoo! Japanでは、ディレクトリ検索への登録申請を確実にしてほしければ50000円(+税)の審査料を支払うコースから申請せよ、ということを薦めています(50000円+税はあくまでも「審査料」で、掲載されるかどうかの確約はしていません)。また、検索エンジン連動型広告(アドワーズ広告)を申し込んだサイトは常に優遇して表示されます。
検索サイト側も「商売」ですから、次第にこうした方法が増えてきました。Yahoo!Japanでは、すでに商用サイトでは無料でのディレクトリ検索登録をやめています。高額の「審査料」を支払ってでも審査してもらうかどうかは、サイト運営者の判断次第です。現在、商用サイト運営者のほとんどは、50000円+税を払ってYahoo!に審査してもらい、なおかつGoogleのアドワーズ広告などを申し込むという方向に進んでいます。
DNS(ネームサーバー)について
DNSって何?
DNSとはDomain Name Systemの略で、ドメイン名をIPアドレスに変換するサーバーシステムのことです。
また、これをつかさどるサーバー(Domain Name Server)のこともDNSといい、ドメイン運用の際に問題にされる「DNS情報」とは、通常はこちらの「ネームサーバー」のことです。
メールアドレスやWEBコンテンツ(ホームページなど)の所在は、本来IPアドレスという数字の情報(123.12.123.12など)で接続されます。ドメイン名をIPアドレス情報に変換することにより、初めてドメインは機能します。この変換の働きをするサーバーを「ネームサーバー」といいます。
そのため、ドメインを取得するためには、そのドメインの所在を明らかにするネームサーバー(DNS)情報を登録しなければなりません(ドメインを統括管理している国際組織・ICANNによる規定)。
レンタルサーバー業者に任せた場合、その業者の指定するDNS情報をドメインに登録します。DNS情報さえ登録すれば、あとの設定はレンタルサーバー業者がやってくれます。ドメイン登録業者の多くがレンタルサーバー業者を兼ねているのはそのためです。
ドメインを運用せず、登録するだけでも、ネームサーバー情報は必要です。ドメイン登録業者のほとんどは、自社サーバーのDNSで申請して、ドメインの取得だけをしてあげるサービス(ドメインパーキング)を提供しています。
DNS指定の際の注意点は?
最初からDNSを指定してドメインを取得される場合は、以下のことを確認してください。
1)現在実際に
インターネット上に接続されていて稼働中であり、
2)
INTERNICに登録済みで、すでに.COM/.NET/.ORGドメインを受け入れているDNS
のみ有効です。
分からない場合は、下のチェックフォームで、ご指定のDNSが登録されているかどうかご確認ください。
登録されている場合、別ウィンドウが開き、登録の内容が表示されます。
登録されていない場合、
No match for nameserver "NS.HOGEHOGE.COM". といった表示が出ます。
お申し込みドメイン名以外での未登録DNS、存在していても設定が適切になされていないDNS、JPNICにしか登録していないDNSでの登録はできません。また、DNSは必ず第1と第2の最低2つが必要です。
新規登録したドメインで新たにネームサーバー登録をする場合(例えば、abc.comを取得して、ns.abc.comを新規に立ち上げる場合)は、必ず
INTERNICにネームサーバーとして未登録のIPを指定してください。すでに登録済みのIPを別のネームサーバーとして登録し直すことはできません。
DNSの指定については、
こちらの注意書きも必ず読んでください。
DNSの変更はどうすればいいですか?
他の「変更」通知同様、
「変更」フォームから送信してください。
ただし、以下の場合は有料です。
●取得されたドメイン名による新規ネームサーバー登録(sample.com であれば、ns.sample.com というネームサーバーを独立IPとともにInternicに登録申請する)を後から行う:3000円(+税)
●一旦登録された独自ドメイン名によるネームサーバーのIP変更、抹消:3000円(+税)
なおスタンダードコースでは、無料でレンタルDNS機能を使えます。これはWEB上のコントロールパネルからいつでも自由にZONE設定を変更、追加できます。DNSを頻繁にいじる可能性がある場合、レンタルDNSのご利用をご検討ください。スタンダードコースのレンタルDNS機能は、当社がこのサービスを仲介するようになって以来、一度も不具合を起こしたことがなく、かなり安定したサービスと認識しています。個人所有のサーバー内に独自のDNSを立てるより、はるかに安全・安定した運用が期待できます。しかもどれだけZONE設定を追加・変更しても無料です。
申請する新ドメインで新しいDNSを立てるにはどうすればいいですか?
INTERNICにDNSとして未登録の新しいIPアドレスを持っている場合は、お申し込み時に登録したいネームサーバー名とIPアドレスを添えてお申し込みください。
設置するDNS名(2つ)とIPアドレス情報により、こちらでINTERNICにネームサーバー登録を行います(初回は無料)。
ただし、IPアドレスだけお持ちで、DNSをお持ちでない自宅サーバーなどの場合、スタンダードコースであればDNSはレジストラのものが使えますので、自前でDNSを立てる必要はありません。自前のネームサーバーを立てるより、はるかに簡単、安全、確実です。
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2022/07/28 updated
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