.STは、SaoTome島(サントメ・プリンシペ共和国=アフリカの島国)のドメインです。世界中に開放され、どなたでも取得・運用できます。STは「ストリート」や「サイト」「スタジオ」の短縮表記でもあるので、使いやすく、親しみやすいのがメリットです。
イーネットコーポレーションは、STドメイン単独レジストラであるNIC.ST(Bahnhof Internet AB=スウェーデン)と2001年2月に、日本では初めて正式パートナー契約を交わし、日本語、日本円によるSTドメインの登録・管理代行をしてきました。(
契約書画像はこちら)。
しかし、世界情勢の激変など、ドメイン管理業務全般に不安定要素が増えてきたため、現在は新規取得からは撤退し、従来のお客様のサポートのみ行っております。
STドメインは.COM/.NET/.ORGなどと違って、スウェーデンのバーンホフ社(nic.st)がほぼ独占的に扱っています。代理店も日本ではほとんどないと思います。
新規取得や、現在お持ちのstドメインの管理移転は、直接
nic.st で行ってください。
イーネットで管理代行しているstドメインを直接ご自分で管理される場合は、
nic.stで個人アカウントを作成し、そのアカウントへの移管という形で行えます。ご自分で管理できるかたは、アカウントを作成して管理移転されることをお勧めいたします。
━━━━━━━━━以下は主に現在イーネットでstドメインを管理代行しているお客様向けのFAQと注意事項です。━━━━━━━━━
DNSって何?
DNSは「ネームサーバー」ともいい、ドメインにIPアドレス(ネット上の住所のようなもの)を割り振る役割をするサーバーのことです。
ドメインを取得することと、そのドメインを実際に運用する(メールやWEBに利用する)ことは別のことです。自社サーバーをお持ちのかたやレンタルサーバーを借りているかた、これから借りる予定のかたは、そのサーバーを管轄するDNSを指定することにより、取得したドメインをサーバー側で運用できます。
なお、運用サーバーをお持ちでないかたのために「スタンダード・ホスティングパック」という付加サービス(有料)を行ってきましたが、このサービスを提供しているeNom社の運営もかなり流動的になっている上、メール転送サービスを経由して送信されるメールを無条件で受信拒否するメールサービスも出てきているため、現在ではお勧めしておりません。現在このオプションサービスをお使いのお客様も、できるだけレンタルサーバー(国内他社)のご利用をお勧めいたします。
DNS変更はどうすればいい?
DNSは、取得時に指定していただけば設定いたします。後からDNSを設定・変更する場合は、1年以内2回までは無料。それ以上の変更は、作業料として300円/回(+税)をいただいております。
DNSについては、
DNSについても必ずお読みください。
DNS変更などの申請は
こちらのページからお願いいたします。
STドメインなんて聞いたことないが、そもそも将来に渡ってちゃんと使えるのか?
STドメインを管轄しているNIC.STは、BarnhofというスウェーデンのIT企業です。もともとはホテル経営などをしている企業でした。イーネットは2001年2月、日本で初めてBarnhofと正式契約を交わして正規のリセーラー契約を結びました(
契約書の画像はこちら)。しかし、登録や管理を代行する立場ですので、ドメインの機能そのものについては責任を負えません。(これは世界中のどんなドメインにも、あらゆるドメイン取得業者についてもいえることです)
STドメインは、普通の国・地域別ドメインの1つです。例えば.CCはココス島、.TVはツバル共和国、.TOはトンガ共和国に割り当てられたドメインです。こうした小さな国・地域は、ドメイン名も一つの輸出資源と割り切り、欧米のベンチャー企業に管理を委ねて、世界中の人々に自由に売っています。
ただし、.COM/.NET/.ORGなどの汎用ドメインに比べると、幹事会社が突然倒産したりするとどうにもならない事態も起こりえます。実際、過去にはCXドメインを独占的に販売していた英国プラネットスリー社が予告なく倒産して、CXドメインが半年以上にわたって運営不能になるということもありました。
STドメインもバーンホフ社のほぼ独占的管理にあるため、複数のレジストラが取り扱っている他の国・地域別ドメイン(.CC、.COなど)に比べれば不安材料はあります。最近ではこちらからの質問や要求を無視して答えてこないなどの事例があり、当方でもかなり困惑している状況です。
IT関連企業の運営不安定化は欧米を中心に世界的傾向なので、今後、どこまで安定的な管理代行ができるか、不安であるというのが正直なところです。
☆その他、ドメイン全般やイーネットのドメイン取得サービスに関する詳しい説明が、
こちらにございますのでご参照ください。お問い合わせいただくことがらのほとんどは、この
FAQページに書いてあります。それでも不明な点がございましたら、
宛にメールにてお問い合わせください。ドメインに関する電話でのお問い合わせはご遠慮ください。