━━━━━━━━━ 独立メールボックス(POP3)オプションの使い方(タイプB) ━━━━━━━━━

メールソフト(POP3)で送受信するための設定

お使いのメールソフトによって用語や設定情報に違いがありますが、基本的には、 の情報を設定してメールソフトに新しいアカウントを作成すれば送受信できるようになります。サーバーポート番号は通常はメールソフトが自動的に設定してくれています。(SSL接続の場合はPOP3が995、SMTPが465)

メールソフトに新しいアカウントを設定する

以下の設定情報でお使いのメールソフトに「新しいアカウント」を追加設定してください。

受信関連:
●受信サーバーの種類:POP3(EdMaxなど一部のメールソフトではSSL接続する場合は「POP3S」としているものもあります)
●メールアドレス:ご利用のメールアドレス(POPユーザー名と同じ)
●送信者の名前:お好きなように設定(欧文表記が安全。漢字を入れる場合、「はしごだか」などは事故の元なので不可)
●POPサーバー名:Enetからお知らせしているPOPサーバー名
●POPユーザー名:設定したメールアドレス(tanaka@abc.com など)
●POPパスワード:通知されたパスワード

送信関連:
●SMTPサーバー名:Enetからお知らせしているSMTPサーバー名
●ユーザー認証:必要(SMTP Authentication)をチェック
      内容はPOP認証と同じユーザー名(メールアドレスと同じ)とパスワード
●認証方式:通常の認証方法 (「認証方式」はSSLにしないでください。「CRAM-MD5」はチェックしないでください。)

SSL接続の設定

安全のため、送受信共にSSL接続にしてください(iPhoneやほとんどのAndroidスマホなどもSSL接続が基本になっています)。SSL接続ができない古いソフトをお使いの場合は、SSL接続のできるメールソフトに変更することをお勧めします。(例えば、EdMaxは、シェアウェア版 Ver3.10 以上、またはフリー版 Ver2.86.1F以上が必要です)
SSL接続をするには、「SSL接続をする」を有効にした上で、POP3サーバーポート番号をデフォルトの110から995に。SMTPポート番号は465にしてください。通常、SSL接続をONにすると自動的にポート番号はPOP3が995、SMTPが465に変わるはずです。

なお、SSL(Secure Socket Layer)は、現在では「TLS」(Transport Layer Security)という名称になっています。「POP over SSL」は「POP over TLS」、「SSLで接続」は「TLSで接続」のように指示されていることもありますが、同じと解釈してOKです。
【重要】SSL接続(接続の保護・暗号化)と「保護された認証」(APOP/NTLM/CRAM-MD5/Kerberosなど)は違います特殊な認証方式やパスワードの暗号化は選ばないでください。ソフトによって表現が違いますが、Thunderbirdでは「認証方式」を「通常の認証方式」に、Windows Live Mail では「クリアテキスト認証を使用してログオンする」を選びます。

メールソフトによっては「STARTTLSを使用」というのを選ばせるものもありますが、これは一般に、標準のPOP3/SMTP用のポート(110番,25番)にてSSL接続を受け付けるサーバーの場合に使うものですので、これは選ばないでください。ただし、EdMaxフリー版などではこれを選ぶことによって接続できたという報告もあるので、ソフトによって違いがあるようです。

IMAPで受信する場合

受信はPOP3以外にIMAPでも可能です。IMAPでの受信サーバー名はWEBメール画面にログイン後、「環境設定」⇒「基本設定」の中に記載されています。(2019年以降に新規設定している場合のIMAP受信サーバーは imap4.hetemail.jp がほとんどです)。IMAP受信の場合、受信サーバーポート番号は993にしてください。

詳細設定
「受信後にメールをサーバーから削除」「受信後○日後にメールをサーバーから削除」などを設定してください。メールサーバーに受信メールをためすぎないようにくれぐれもご注意ください。
Outlook2013の例

↑これはOutlook 2013 の設定例です。
通常は「メール受信後、メールをサーバーに残さない」設定でお使いください(通常、メールソフトのデフォルト設定はそのようになっているはずです)。
「サーバーにメッセージコピーを置く」は、複数の端末で同じアカウントにアクセスして複数の人がメール受信を共有する場合や、パソコンとスマホなど、二つ以上の端末で同じメールを受信する必要がある場合にチェックしますが、その場合も「x日後にサーバーから削除する」設定は必ずチェックして、サーバーにメールが溜まりすぎないようにしてください。この設定を怠るとメールが無限にサーバー内に溜まっていき、メールボックスがパンクします。また、セキュリティの観点からもお勧めできません。
「受信後もメールをサーバーに残す」設定にしますと、受信後も知らないうちにメールがどんどん溜まってしまい、メールボックスがパンクして新規メールの受信ができなくなってしまいますのでご注意ください。

なお、メールソフトにつきましては、Outlookや古いOutlook Expressは独自仕様部分があったり、設定が分かりにくいため、本来、使用そのものをお勧めしていません。
Thunderbird はデフォルト(初期設定)がOutlook Expressと同様、htmlを送信して常時接続するようになっていて、これもトラブルのもとです。初期設定を変更して、送信メールはテキスト形式に、常時接続はせずに手動で必要なときだけ接続するように変更してください。
(メールソフトのご案内はこちら

WEBメール機能

hetemailというWEBメールソフトを使っています。
メールの転送設定(転送先の設定、転送のON/OFF、転送後メールをメールボックスに残すか否か)はWEBメールから行えます。

WEBブラウザから、https://enet.cc/webmail/ にアクセスしてください。以下のような認証画面が現れます。
ログイン画面

メールアドレス(これが認証IDを兼ねています)とパスワードを入力して、LOGINアイコンをクリックすると、WEBメール画面に移ります。

転送設定

メールの転送設定は、左のメニューの中の「環境設定」をクリックし、上に出るメニューの中から「メール転送設定」タブを開いてください。↓
  1. 左の環境設定をクリック
  2. メール転送設定タブを開く
  3. このメールアドレスに送信されたメールを転送する先のアドレスを記述します(10箇所まで指定できます)
  4. いちばん下の「転送後の処理」で、「メールをサーバーに残す」「メールをサーバーに残さない」のいずれかをチェックします。「残さない」を選ばないと転送されたメールは独立メールボックスにも入ります。「残す」にした場合、転送先でのみ受信していると、独立メールボックスに大量のメールが溜まっていき、いずれはパンクしてしまいますので十分ご注意ください。「残す」にした場合は、必ず転送先での受信時に、このメールボックスにも受信動作をして同時に2アカウント分の受信をするようにしてください。(下図参照)
  5. 転送先アドレスに同じドメイン名のアドレスを指定することもできます。
  6. 【ご注意】転送先のメールアドレスで、さらに転送元のアドレスを転送先に指定していると、メール転送が無限ループになってしまいます。これは重大なトラブルを引き起こしますので絶対にしないでください。
転送を解除する場合は、転送先メールアドレスを削除してください。
すべての設定内容は、下の「設定する」ボタンを押して保存しないと有効になりません↓。
設定変更後は、忘れずに「設定する」をクリックしてください。

使用する文字コードの設定


「基本設定」タブを開くと、下に「送信文字エンコーディング」という項目があります。
「送信文字エンコーディング」とは、WEBメールから送信する場合の文字コードのことです。通常は初期設定(「日本語(ISO-2022-JP)」のままにしておいてください。Unicode(UTF-8)も使えますが、受け取り側のメールソフトがUnicodeに対応していない場合は深刻な文字化けを起こすなど、エラーの原因になります。

ホワイトリスト、ブラックリストの作成

メニューバーのタブには「基本設定」の横に「メール許可」「ドメイン許可」「メール拒否」「ドメイン拒否」「ウイルス・スパム拒否」……というタブが並んでいます。これらで、無条件で受信させるアドレスやドメイン、受信拒否するアドレスやドメイン、ウイルスやSPAMの拒否設定ができます。

「ドメイン許可」で enet-corp.com enet.cc enetj.com を追加してください。イーネットから送られるメールが受信拒否されることなく届くようになります。
同様に、必ず受信させるメールアドレスやドメイン、拒否するアドレス(SPAM常習者など)やドメインを指定できます。
SPAMフィルターの設定もできますが、機能精度保証はしていません。SPAMフィルターを使った場合、重要なメールがSPAM判定されて受信されないことがありますのでご注意ください。

●お断り
WEBメールはOSやブラウザに大きく依存するソフトです。OSやブラウザによって動作が違ってきたり、動作しないことがありえます。
すべてのOS、ブラウザに対応しているかどうかの検証はできません。特にスマホやタブレットなどでの動作は環境が多数存在するため検証できません。OSやブラウザなどの相性問題で不具合などが生じても対応できません。
通常はメールソフトによるPOP3でのご利用をお勧めいたします


【重要】無料メール転送サービスとの併用はできません

POP3オプションや旧Eメールパック10を御利用中は、ベーシック/スタンダードコースまたはスタンダードホスティングパックでのメール転送を絶対に設定しないでください。転送設定をすると、自動的にメールサービスオプションが無効化され、戻せなくなります。メール転送設定は各ユーザーのWEBメール画面から行ってください。
ドメイン管理画面からは、URL転送のみ設定してください。
また、host設定やメール設定にはメールサービスオプションご利用が可能になるための設定が施されていますので、変更しないでください。
ドメイン管理画面からMX(メールサーバー)関連のZONE設定変更やDNS変更などをすると、現在御利用中のメールサービスが無効化されます。
レンタルサーバーを契約するなどしてDNS変更した場合も、それまでのメールサービスは無効になりますので、ご契約先のレンタルサーバー側で新たにメール関連の設定を行って、運用を切り替えてください。


POP3オプションの内容変更申請はこちらからお願いします。